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help リーダーに追加 RSS 音大受験科目 聴音B

<<   作成日時 : 2006/05/18 11:19   >>

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音大受験科目には欠かせない『聴音』のお話の続きです。
『聴音A』では、耳で音を聴く力のつけ方をご紹介しました。
今回は聴いた音を楽譜に記すことについてです。

まずは、基本的な楽譜の書き方を学びましょう。
ただピアノを習っているだけでは、
楽譜を読むことができても書くことができるようにはなりません。
ピアノの先生の中には、幼少期からワークブックを使ったり五線ノートを用いて、
ト音記号やヘ音記号、音符やその他の記号の正しい書き方を始め、
きちんとした記譜法を教えてくれる先生もいるでしょう。
しかし大抵、個人ピアノ教室のピアノのレッスン時間は『30分』で、
その中ではなかなかピアノ奏法以外を教えることは困難です。
先生本人も受験生或いは音大生だった頃以降、
楽譜をまったく書いたことのない(書けない)ピアノの先生もたくさんいます。
第一、子供をピアノ教室に通わせたご両親も、
自分の子供が『ある程度ピアノを弾けるようになればいい』と思い、
近所の普通のピアノの先生にお願いして習い始めるわけで、
『ある程度ピアノが弾けるようになる』だけのレッスンを受けて多くの子供達が育ちます。
それがやがて音大受験を考え、ピアノは音大のピアノ科の先生に師事するようになります。
当然音大のピアノ科の先生は、楽譜の書き方なんぞは教えてくれません。
音大のピアノの先生は、『とびきり上手に弾けてピアニストになれるように…』
と、指導してくださるものです。
学校の音楽の授業でも多少習う事もありますが、これも不充分です。
ですから、楽譜の書き方は『聴音の先生』に習うことになります。
正しいテキストを用いて独学して準備しておくこともお薦めです。

ではいよいよ実践です。
最初に、課題の条件(譜表/調性/小節数など)を五線に書きます。
次は耳で聴いた音の長さ(リズム)を、音符に変換することを学びましょう。
耳コピーできて、ピアノで真似して弾けるしドレミで歌うこともできる・・・
しかし、『楽譜に書きなさい』と言われても、
何音符で書いていいのやらさっぱりわからない、というのが、聴音初心者の悩みです。
どの小節にどの音符を書けばよいのかさえわかりません。
幼少期から絶対音感・記譜法・ソルフェージュ・聴音・和声法などを
まんべんなく身につけていれば、
初めて聴いた曲からの楽譜は容易に想像つくのですが、
多くの子供達はそう簡単にはいきません。
それを克服するには、まず、鉛筆を持っていない方の手で課題に合わせてカウントをとりましょう。
4拍子だったら、1・2・3・4、1・2・3・4、・・・・。
3拍子なら、1・2・3、1・2・3、・・・というように、机をたたいたり自分のひざをたたいたりして、
何拍目に何の音が鳴っているかを意識して聴きます。
通常こうしてまずは1拍目の音を聴き、各小節の先頭に記していきます。
書き方としては、音符の形をきっちりキレイには書かず、
点もしくは短い線で、大ざっぱに音符の位置に印をつけていきましょう。
キレイに清書する作業は、一番最後にまわします。
そして小節のアタマの音が何の音だかわかったら、
今度はその音の長さをカウントをとりながら考えます。
どこまで(何拍目まで)伸びているか、次の音はどのタイミングで入ってくるのか?
そして、何音符で書けばよいか?4分音符なのか?2分音符なのか?付点音符か?
などなど。
初歩の段階ではこの後1小節ずつ埋めながら、なんとか1曲完成させてみましょう。
こうして最初は簡単なリズムの課題(4分音符ばっかりの曲など)で始めて、
徐々に複雑なリズムを含む課題へと進みます。
休符があるかないかも必ず初歩から意識する癖をつけておきましょう。
少しずつ慣らしていけば、そのうちいろいろなリズムパターンに対応していけるようになります。
リズムパターンばかりを掲載した楽譜も出版されています。
参考にすると、理解しやすいかもしれません。
音程に関しても同様で、ド→レ→ミと近い音程に進んでいく簡単な課題から始め、
少しずつ臨時記号の混ざった課題や、離れた音程を聞き取る課題、
16分音符や32分音符などの細かい音列を聞き取る課題、2声・3声・4声課題・・・
と、1つ1つ確実に実力をつけていきましょう。
リズムも音程も、よくわからない時は歌ったりピアノを弾いて、必ず確認して覚えましょう。
和声(和音)聴音が苦手な場合は、和声の基礎を学ぶと便利です。

結局、何はともあれたくさんお勉強することです。
聴音には特に“慣れ”が必要です。
音楽用語を覚えるには一夜漬けでもなんとかなりますが、聴音はそうはいきません。
しかも頻繁に訓練していればすらすら聴き取れますが、
少しサボると、全然できなくなってしまいます。
また、音大受験生だけではなく音楽に携わっていく上で、
聴音能力(音感)が高いと、何かと役に立ちます。
(この後お話するその他の『音大受験科目』にも同様の事が言えますが)

ですから、幼少期(3歳〜6歳くらい)の絶対音感を身につけるチャンスや、
ピアノ等楽器の習得と並行して総合音楽能力が学べるチャンスを逃さず、
子供達の可能性を最大限伸ばせるよう、お母様・お父様が配慮してあげてください。

音楽基礎レッスンのご案内↓
http://www.reveurland.com/kiso.htm




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