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音楽大学〜4年生大学・短大・一般入試・推薦入試にかかわらず大抵どこでも〜入学試験には“聴音”のテストが課せらます。“聴音記譜”です。 これは、“初めて聴いた曲を机上で譜面に書く”というテストです。 “耳コピ(ー)”と“記譜(楽譜を書くこと)”の能力が試されるわけです。 小学校の頃、国語の授業で「先生が文章を朗読し、生徒はそれを聞きながら必死でノートに書き取る」という課題があった気がしますが、“聴音”はそれの音楽バージョンです。 主な聴音試験の流れは・・・ 試験の課題の最低限の指示がされます。 それを聞き受験生は準備をします。 準備時間が終了すると、いよいよ試験開始です。 ピアノの生演奏か録音したもので聞き取ります。 聞き取りながら、スラスラとどんどん初めて聴いた曲の楽譜を完成させていきます。 演奏を聴ける回数はあらかじめ決まっています。 最後の出題の演奏が終わり少し間が取られ、試験終了です。 例えば、 『これから聴音試験を始めます。 旋律聴音2題・和声聴音2題の順番で四つの課題をピアノを弾きます。』 『1題目は高音部譜表/c moll/4分の4拍子/12小節。 2題目は大譜表/Ges dur/8分の6拍子/8小節…云々』 『最初に各課題の調のカデンツ(か主和音)を弾きます。 その後全体を通して1回。 前半4小節を3回。 また全体を通して1回。 次は後半を3回。 最後にまた全体を1回弾きます。』 この指示が出されると、受験生は配布されてある5線紙にト音記号を書いたり調号(♯や♭)を書いたり線をひいたりして、譜面を書く(音を採る)下準備をします。 そして準備時間が終わると、 『では始めます。1題目。』となり、 ピアノ演奏が提示通りの回数で演奏されます。 受験生はその限られた回数の中で、演奏された楽曲をより正確に楽譜に書き上げます。 そして『はい、終了です。集めます。』 こんな感じです。 また出題の難易度は、学校によってかなり差があります。 日本一難しい(多分)桐朋では、旋律聴音も2声や3声(メロディーが重なりあって作られている楽曲)のものが絶対ありますし、和声聴音も4声体で密集型・開離型で難しい和音が含まれた出題があります。 そのうえ、各課題のヒントとなる“最初のカデンツまたは和音の演奏”はありません。 ですから、絶対音感を持っていないと、何の音から始まっているのかが聞き取れず不利でしょう。 が、とにかく最低、楽譜の書き方(記譜には様々なルールがあります)がわかっている、 知らない曲でも耳で聴いて音やリズムがきちんととれる、という両方の能力と、 短時間で楽譜を書くことに慣れている→つまり受験準備として聴音能力が訓練されていることが音大の入試で求められます。 字を書くのと同様です。 言葉や字も、普段書いていないと漢字(四字熟語など特に)を間違えたり、 “、”や“。”のつけ方を誤ったり、きちんと聞いていても意味を取り違えたりしちゃいますよね。 音楽もセンスも素質もよくなくてはいけない上、本当に日々の訓練の積み重ね−努力−がとても大切です。 |
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